指先から広がる世界

ミーハーゆるをたの下手くそな文章。(twitter@Lime_a08/@Lime_a06)

映画「溺れるナイフ」を観ました

久しぶりのブログ更新です。書きたいことはやまほどあった!!でもツイートすら増えないほど忙しい日々を送っていたんだ!!

 

そんな中、映画「溺れるナイフ」を公開初日に観て来ましたので感想です。だらだらしてたら投稿するのが遅くなってしまいました。

 

gaga.ne.jp

 

原作は映画を観てから、3巻までRenta!で読みました。とりあえず情報解禁されたころは「しげ出るの?じゃぁ見るわ」と思ってましたが、公開が近づいて本予告を見た時には「普通に面白そうてか菅田将暉やべぇ」という風に変わってました。

私は少女漫画って感じの恋愛話があまり好きではないというか得意ではないんですが、この「溺れるナイフ」は予告で感じたほどキラキラ青春恋愛ものではないなと思いました。もっと生々しくて、苦しかったです。焦がれるような熱と、交差する感情、それになにより映像の美しさに感動しました。

 

菅田将暉小松菜奈ちゃんが好きなら観に行って損はないですし、家のテレビで見るより、映画館のスクリーンで見ることをおすすめしたいです!

 

 

※以下演出等のネタバレあり

 

もうとにかく美しくて苦しくて、ぼろぼろ涙出てきました。うまく名前のつけられないこの苦しさがとてもよかったです。どこを切り取っても映像が綺麗、撮り方が美しい。それにすっごくエモーショナル。映像であらわされる心理描写が素敵です。監督が撮りたかった「女の子」がなんとなくわかった気がしたし、この人の作品をこれから追いたいなぁと思いました。

2人で海に落ちるシーンはとびきり美しかったですね。出会ってすぐのも、港で再会したときのも。見てるこっちも溺れるような苦しさを感じました。

 

 

 

 

 

夏芽がどうやってコウに惹かれていったのか…という描写はあまりなく、いつの間にか付き合っていたり、途中途中場面が飛んでいるのは気になりましたが、まぁそういうものなのだと思いました。

 

以下印象的なシーンです。

予告だかWSだかでも公開されてた、夏芽が飲みこぼしたジュースをコウが舐めとってからキスするシーン、めっっっちゃよかったですね、めっちゃよかったです、好きです。語彙力なくて申し訳ないんですけどどちゃくそにえろいです。好きです。またここのシーンの流れが全部丸ごと好きです。

 

 

事件の後、2人が離れてしまったのは、お互い全能ではないとわかったからで。夏芽を助けることができなかったコウの表情と、夏芽の「なんでやっつけてくれなかったの」という台詞が印象的です。

本当はお互いずっと輝いていてほしかったのだと思います。夏芽にとってコウは「神さん」で、コウもそうありたかった。

 

山の中での再会も切なかったなぁと思います。

ちなみに私ここのシーンめちゃくちゃ泣いたんですよ、なんでって言われたらわからないんですけど。夏芽とコウの「怖い?」「怖くないよ」ってやりとりも好きです。事後に「誇り高くおりたかった」って声を震わせながら言って、夏芽がいなくなってから声を上げて泣くコウ見たらぼろぼろ涙出てきました。

 

それでも別れてからも夏芽はいつもコウを追っているわけで。どこにいっても「コウちゃんはもっとすごいんだよ」って、そう言いながら、ずっと本当は追いつきたいと思っていて、追いつけないとも思っているのだと思います。

ラストシーン、「わたしの、神さん」と夏芽の台詞で終わるのがすごく印象的で素敵でした。白いタキシード姿のコウと白いワンピース姿の夏芽がとにかく美しくってそれだけでぐっときたのに、その一連の夏芽とコウの台詞でぼろぼろ涙出てきました。この台詞が、とかここで感動して、みたいなものはたぶんないし覚えてもないけど、このラストシーンは苦しくて美しくて切なかったです。すごく幸せにあふれたシーンだけれど、もう叶わない、そんなところが切なくって好きです。

 

 

それと、しげおかくん演じる大友くんはめっちゃしげおかくんだと思いました。バッティングのとことか、「うぉぉめっちゃしげ…」って思いました。眉毛のくだりなんてなんてしげおかくん…(笑)

「友達でいい」って言ってるのもなかなかに切ない…と思いましたがそれならキスするのはダメでしょううう……。

「俺じゃダメなんか?」って押し倒すシーンは、予告公開の時点でWEST担界隈では話題になってましたね。ここのシーンで大友くんが夏芽に「笑ってよ」って言いますが、これ事件の犯人と同じセリフなんですよね。ここ被せたのなんでだろう…って思いました。

 

 

本当は2回目を観に行きたかったのですが、時間とお金がないので諦めることにしました。悔しい。(正直デスノート観に行かないで溺れるナイフ2回目いけばよかったと思った)

 

以上です。

映画感想も現場記録もかけてないので年内のうちにもうちょっと更新できたらいいなぁ…