指先から広がる世界

ミーハーゆるをたの下手くそな文章。(twitter@Lime_a08/@Lime_a06)

映画『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』を観ました!

劇場版名探偵コナン第20作目公開おめでとうございます~~~!!

 

 

バッチリ公開初日に観て来ました。

 

今年は予告からストーリーが予想しにくくて、情報量が少ないな、と思ってたのでだいぶ期待してました。「漆黒の追跡者」のとき*1のようにはなってほしくない!もうそれだけ!不安要素そこだけ!って感じだったんですけど、それも大丈夫でした。

めっちゃ楽しかったです!!とくに赤井秀一と安室透のファンにはたまらないかと。

全体としては、無駄な話がなくって最初から最後まで黒の組織との話ってことがブレなくてよかったと思います。少年探偵団が水族館で楽しそうにしてる場面でさえも、最終的に意味のある場面になります。そして、黒の組織と、コナン、赤井秀一、安室透の対決、本当に見ごたえありました!

いろいろと予習復習したほうがよさそうとは思いましたが、謎の女をめぐる話は初見でも楽しめそうです。でも私も黒の組織関連の事件だけ全部見返したい……。

そうそう、私はコナンをいまはほぼアニメで追ってます。コミックは友達に借りたり病院で読んだり…だけど最近はリアルタイムではほぼ読めてません。

 

(ここから追記)

予習復習には、ブラックインパクト、赤と黒のクラッシュ、緋色シリーズなどなど、黒の組織やFBIが絡んだ話を見返すのがもちろんいいと思いますが、もし一つだけ!というなら、赤井秀一初登場回でもある、 謎めいた乗客 がおすすめです!

(追記ここまで)

 

www.conan-movie.jp

 

 

入場者プレゼントはこんな感じ。

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なに見ようかな~……。 

 

あと、東宝シネマズのシネマイクポップコーンとコラボした“黒ゴマ黒蜜味”のポップコーンも買いました。キャラメルポップコーンがベースだったんですが、途中であきてしまいました。(やっぱりバター醤油味が最強だッ)

 

 

 

※以下ネタバレ。まだ見ていない方はバック推奨。

 

 

  

 

 

 

 

 

まぁネタバレしないで感想語るのは無理ということで。まだ観てない方はバックしてくださいねーーーー!!ネタバレ見ないほうが楽しいよーーーーーー!!

 

 

 

 

 

今回、事件が起きてるわけじゃないから(最初と最後に大事故起きてるけど)コナンくんも推理してなくって、ミステリーというよりはアクション映画でした。というわけで蝶ネクタイ型変声機も蘭からの電話に新一として出るときしか使ってない!小五郎のおっちゃんとかなんもしてません。

 

最後のヘリからの乱れ撃ちとか、黒の組織側だった人間が最終的にコナンたちをかばって死ぬ、みたいなところは「漆黒の追跡者」と似ていたので、「漆黒の追跡者」のときもっと頑張ればこれくらいできたのでは…?とは思いました。*2

それと、今年のゲスト声優、天海祐希さん、かなり良かったと思います。毎年不安になるポイントだったので安心しました。

 

タイトルバックと、「俺は高校生探偵工藤新一以下略」。タイトルバックは安定のかっこよさでしたがちゃんと覚えてません。「俺は高校生探偵以下略」は、例年よりもアレンジが加えられてて、おしゃれになったと思いました。去年同様無駄な説明はなく最低限といった感じで長くなかったのも良かったです。もう20作目だしね!!

 

 

さて印象的な場面を。

 

話はオッドアイの女=キュラソーが警察からノックリストを奪っている場面からスタート。

そこからのカーチェイス、映画コナンって感じで楽しかったです。やっぱこれくらいじゃなくっちゃ。でも、関係ない人死んでない???ここだけ心配です。

それと最後の観覧車破壊のあたりも。銃撃と爆破でガラガラと崩れてゆく。毎度毎度ものすごい破壊の仕方するけど、あれが映画コナンの醍醐味だと思ってます。細かいことは気にするな、です。

最後ヘリに赤井が弾丸打ち込むとき、ジンからスコープで見られてたみたいだけど、これ大丈夫なんですかね。赤井が生きてることがバレたらキールもろともアウトですよ。

で、さらに家に帰ってきてから気付いたんですけど、そもそも最初の最初に赤井秀一の姿でキュラソーにライフル向けてる時点でアウトじゃないですかね。結果的にキュラソー死んじゃってるんでそれは大丈夫なんでしょうけど。

熱感知?で観覧車に誰がいるかジンたちは見てたんでしたっけ…?このとき、その崩れ落ちる観覧車の中にいたのが全員“そこにいるはずのない人間”だったのはおもしろかったと思うし、スリルありました。

 

後半の、赤井と安室の対峙はめっちゃかっこよかったです。二人とも観覧車の上で殴り合ってよく死なない…。この時の安室さんがシャツ一枚ところも地味に好きなポイント。結局この2人の過去になにがあったのかはわからなかったですが、赤井も組織に潜入してた時期があるし、そのときのことなのかなーと思ったり。(追記:本誌見ましたぁぁぁぁぁっ)

でも最終的には2人とコナン、3人とも協力していたのは最高に胸アツでした。安室が赤井に対して、「そのライフルは飾りですか!」って言ってたところが好きです。

3人ともいつ死んでもおかしくなかっただろうに、大きな怪我もせずに、しかもアクロバティックに、そしてそれぞれの強みを活かして、黒の組織に対抗していたのかっこよかったです。ほんっとこの人たちは不死身なんじゃないかと思いました。よほどのことないと死なないぞ…(もはやよほどのことってなんなんだ)

赤井もバーボン(=安室)とキールのピンチを救ってくれましたし。まぁあの場面を救ってくれるのは赤井さんしかいないと思っていたよ!そういえば、キールってここの場面しか出てませんね。二人ともひとまずセーフってことなんでしょうけど、“ジンが気にしていた”(byキュラソーからのメール)ってことはまた危ない場面はありそうだなーと思います。

 

あと、もうコナンにとって「赤井さん」も「安室さん」も同じくらい大切な協力してくれる頼れる大人、なんだなということも感じられました。「きっとあそこには赤井さんがいるはず…!」とか言ってたり、安室さんと連絡がしたくてポアロに電話してたり、その“仲間意識”、とっても好きです。でも二人はコナンの正体知らないんですよね…?うーん。

 

過去の話と言えば、松田刑事!!!!!!!!!こんなところで出てくるとは。びっくりしました。松田刑事といえば、爆弾物処理班からの捜査一課に配属された刑事で、自分の身を犠牲にして街を守り殉職したカッコイイ人です。

安室は自分の先輩…って言ってましたっけ。うろ覚えなんですけど、「松田」って呼んでたから友人…?安室と松田刑事につながりがあったってことは、今後安室と佐藤刑事が深く関わる事件がきっと起きるぞ…!期待。

余談なんですけど、わたしこの佐藤刑事と松田刑事の話が出てくる、36巻の東都タワー爆破未遂事件*3が大好きなんです。コナンの事件の中でいちばん好きってくらい。なので、松田刑事が安室と関わりがあったと知ってとってもテンション上がりました。

 

 

さて、今回の話の中心となったオッドアイの女、キュラソー

スパイの情報を盗ろうとし、赤井と安室とカーチェイスを繰り広げたキュラソーはすごく冷酷でさすが黒の組織の一員、といった感じだったのに、ちょっと子供たちと関わるだけでこんなに変わるんだなぁと思いました。ジンは「ガキもろとも殺せ」とか言っちゃう人だし、今回の映画でも「疑わしきは罰する、それが俺の流儀だ」とか言ってたりしてるけど、組織の人たちみんながみんなそんなんじゃないんだなぁ…と、改めて。

そして少年探偵団と一緒に水族館で行動してたこともこうやってつながったのがとてもきれいだなぁと思います。

ベルモットからの電話で“阿笠博士がラムになりすまして送った”メールについて問われたときに、ベルモットに嘘をついてそのメールの内容は間違いないと言ったときはグッとテンションあがりました。このときもキュラソーは自分のスマホがコナンの手元にあることを思い出したんですもんね。でも危うかった。

 

そのあとキュラソーに、灰原がシェリーだってことが秒でバレたのにはドキっとしました。すぐバレましたねッ。でもここで灰原を助けて、一緒に走ったのには感動しましたしかなり高まるところです。(でも正直ここで、この人この映画で死んじゃうのかぁ…と悟った)

最後、キュラソーが自分の身を犠牲にして転がる観覧車をクレーンで止めようとしたとき、歩美、光彦、元太と合流して観覧車の中にいた灰原とだけ目が合う、あのカットはもーうグッと来ましたよ。なかなか切ないです。

 

ここのラストスパートのところで、コナンと赤井と安室、キュラソーと灰原、別の場所でそれぞれ熱い展開なのが好きです。

 

それと、キュラソーの能力というのは瞬間記憶能力、ですね。ノックリストを一目見て自分の脳内で組織のメンバーと照らし合わせて判断していたり、少年探偵団とオセロをしていた時、一度盤が崩れてしまったのにそれを完璧に戻す、といったシーンから察するに。その瞬間記憶能力をラムにかわれてラムの下につくことになった、ということですよね。

5色のセロファン記憶媒体で、それによってインプットもアウトプットも行っている…という認識で私はいるんですけどどうなんでしょう。一晩経ったら忘れてしまった…。ここらへんはきちんと説明されたようなされてないような気がしてうろ覚えなんで誰かにお任せします…解説プリーズ…。

 

キュラソーの話はここらへんにして、灰原哀ちゃんの話がしたい!彼女は年々ヒロインっぽくなっていきますね。今年は蘭があまり出てないし、灰原はずっとコナンの隣にいたし…、ヒロインです!!

 

予告でも印象的な、「行かないで」と言ってコナンを止める場面。これめちゃめちゃ良かったですね。好きです。黒の組織をつぶせる糸口が掴めるかもしれないのにここでコナンを止めたのは、やっぱりコナンには死んでほしくないし、“今”を守りたかったのかなーと思います。んーーーーカワイイ。コナンくん大好きな灰原哀ちゃんかわいい。それでもコナンを追いかけて水族館に行ったのはびっくりしましたし、彼女も一緒に戦う覚悟をしたのかな…?

ちょうど公開前日にテレビで業火の向日葵を見たばっかだったので、ウメノさん*4に「見つめているだけではいつかきっと後悔する…」って言われてたのも思い出しました。それゆえの「行かないで」って言葉だったり、コナンを追いかけて東都水族館に行ったってことだったらなんだか素敵じゃないですかね。と、思ったりもします。

で、ここでコナンは「逃げたくねぇんだ、自分の運命から」と答えます。ちゃんと覚えているわけじゃないんですけど、このときコナンは「前に言ったけど…」みたいなこと言ってたじゃないですか。それでこれ調べたんですけど、原作でいうと29巻、アニメでいうと231話の事件*5のときに、コナンが灰原に対して「逃げるなよ灰原。自分の運命から逃げるんじゃねーぞ」って言ってるんですね。これのことかと。

予告見た時には、灰原の「時の流れに人は逆らえないもの…それを無理やりねじ曲げようとすると…人は罰を受ける…」って台詞を思い出しました。(原作20巻だそうです*6

 

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エンディングもやっぱりかっこよかったです。B'zでよかったなーと思います。エンディングの映像で例年と違ったのは、いつもの実写映像のあとに、事件後の様子が描かれていたこと。もちろん声はついてないですけど、少年探偵団が蘭たちと合流してたり、公安の刑事さんと目暮警部が握手してたり、赤井と安室がすれ違う様子…など。

それまでの荒れまくっていた様子とは打って変わって、余韻を残しつつ落ち着けられるのが良かったと思います。

 

エンディング後、事件のことを報道している番組を見ながらキュラソーのことを考えてしんみりしてるコナンと灰原の姿も好きですし、ちゃんとここまで余韻が残ります。そしてやっぱり灰原哀ちゃんがとてもヒロイン!

 

 

最後に、来年の予告の話を!はい、みなさんご一緒に。

 

\ヨッ!服部平次!待ってました!!/

 

平次「しのぶれど…っちゅうわけか」

 

来年はほんとに平次と和葉のラブコメですかね!平次大好きな身としてはとってもとっても楽しみです。

予告で平次が言ってた「しのぶれど」は百人一首の中にも入ってる和歌のことですね?

「しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで」意味は、「隠れて恋をしてたのに、顔に出てしまっていたなぁ、「あなたはもの想いをしているのですか」と問われるほどに」といったところでしょうか。こないだ実写ちはやふるの感想書いたときにも書いたんですけど私この和歌大好きなんです。

平次出るのもうれしいし和葉とのいろいろがないわけないし、来年も楽しみですね。

 

 

以上です!ありがとうございました!

 

映画コナン20周年おめでとう!大好きだ!! 

 

 

 

 

昨年の感想↓

limebeat.hatenablog.com 

 

※追記

最新作感想↓

limebeat.hatenablog.com

 

*1:盛大な予告詐欺

*2:「漆黒の追跡者」は内容が嫌いとかじゃなくってむしろ好きなんですけど、大して黒の組織と絡まず、盛大な予告詐欺だったって点がいまだに忘れられない。

*3:揺れる警視庁 1200万人の人質

*4:業火の向日葵の登場人物

*5:謎めいた乗客

*6:競技場無差別脅迫事件