指先から広がる世界

ミーハーゆるをたの下手くそな文章。(twitter@Lime_a08/@Lime_a06)

映画『心が叫びたがってるんだ。』を観てきた

ここさけ観て来ました。ので、その感想。

これから年が変わるまで怒涛の映画ラッシュ。年内にここさけを除いてあと5本か6本くらい観に行くつもりです。

そんなことはさておき。

 

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来場者特典の、劇中のミュージカルのプログラム。それと、ウェルカムポートレート。これは週替わりだったみたい。いまサイト見て気付いた。

 

 

大好評大絶賛!って感じの感想はあまり見かけなかったから、どんな感じなんだろうって思っていたけど、かなり良かった!あの花みたいに、ドカンと泣かせてくるわけじゃなくて、ところどころ泣かせられてそれが詰み上がっていくような感じかな。劇中のミュージカルのシーンは、劇場の大きいスクリーンと良い音響で聞いたほうがきっといい。音楽も歌声もとってもきれい。

登場人物もそれぞれ魅力的だし、主人公の成瀬順ちゃんは喋れないけれど表情や仕草で感情はわかるしそれがまた超かわいい。

 

 

……あ~、私も本音をぶつけ合える青春がしたかった~…。

 

観に行こうか迷ってる人はぜひぜひ! 

 

 

※以下ネタバレあります。

 

 

 

はっきりと、ここでこう思ったから泣いた、みたいなちゃんとした理由はわからないんだけど、じりじり焦がされて結構早いうちから泣いてたなーと思う。

どこかって言ったら、それぞれ本音をぶつけるところだったかと。大樹が雨の中で頭下げてるところと、予告にもある、順が「私の、気持ち、本当に、喋りたいこと!」って拓実に叫ぶところ。

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実はあの花見た時も、最終回の、めんま以外が神社に集まってそれぞれ思ってることを言い合ったシーンが好きで、すごく泣いたから、私が感じたところとしては一緒だったのかな、と思う。でもうまく言い表せない。

 

それと、終盤のミュージカルのシーン。順が逃げちゃったときは、えーっそりゃないでしょーーー!と思ったんだけど、ミュージカルの途中から「心の声」として歌いながら歩いてくるシーンはものすごくよかった。音楽も、歌声もすごく綺麗。

 

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「わたしの声 消えたこと みんな喜んだ みんなわたしの言葉を嫌ってるから」と歌ったときに、順のお母さんが「そんなこと望んでない」って言ったのが印象的。順が喋れなくなった理由がわかった…のかな。私はそう解釈した。

あと、それとは全く関係ないんだけど、大樹の程よく棒読みな玉子がすごく気に入った。

 

 

物語の軸のテーマとして、「言葉」「本音」「思いを伝えること」…みたいな感じなものがあったのだと思う。

言葉で人を傷つけることも、救うことも、できる。自分の想いは言葉にしないとやはり伝わらない。でも、順は喋ることはできないけど、思っていることは表情やしぐさで十分わかるんだよ。それもすごいなって思った。ちなみにこれがまたすっごくかわいい。もともと明るくておしゃべりな子だからね。まぁそれが災いしちゃったわけだけど。

言いたくても言えないこと、言わなきゃいけないのに言わないこと、そういうのってきっと誰でも心当たりはあることだろうから、響くポイントじゃないかな…と思う。個人的には高校時代を思い出した。

 

あと気になった点は、そこまで恋愛に絡める必要ある!?ってとこだけど、それがそれぞれの行動のきっかけになってるんだよね。それにそれも青春っていうか。うーん、私には無縁すぎて。

最後は順とその王子さま、拓実くんとが結ばれてくれたらよかっただろうな~!とも思うんだけど、そんなベタのが好きじゃないひねくれ野郎の私は、あのラストは嫌いじゃない。

 

 

こんな感じでした。以上です!

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

次はバクマン。の予定。

 

追記(10/4):9/29に投稿したはずだったのですが、いつのまにか下書きに戻っていたので投稿し直しました。