指先から広がる世界

ミーハーゆるをたの下手くそな文章。(twitter@Lime_a08/@Lime_a06)

映画『名探偵コナン ゼロの執行人』を観てきました!(ネタバレ感想)

映画コナン第22作目、見てまいりましたので感想レビューです。

 

とりあえず終わってすぐは「安室さんかっこいい好きしんどいつらい」以外の語彙力が消えていました。爆発でもしたんですかね。

とにかく安室さんがかっこいいです。んなこたぁ知ってるよと思われるかもしれませんが、それでも覚悟して観に行けよという感じです。安室さんかっこいい。すごい。

 

なんだか今回は、人に勧めたくなる映画、でした。何でと言われたら安室さんがかっこいい…くらいなんですけど、とにかく例年以上に「今年の映画コナンは見て!お願い!」と知り合いに叫び散らしたくなりました。

 

今年も、推理とアクションと盛りだくさんで、何度も、これが映画コナンだな~…と思いました。真実と正義、そのテーマもぶれることなく、まとまっていました。見終わってから主題歌を聞くと沁みます…。

ぜひ、大人も子供も、コナンを好きな人もそうでない人にも観に行ってほしいです!!

 

 

 

www.conan-movie.jp

 

 

 

 

※以下ネタバレ感想。まだ観てない方は映画館に行って執行されてきてください!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

物語全体について

まずは今年も、犯人の動機がちゃんとしていて安心しました。警察、検察、弁護士などが絡み、ちょっと難しかったかもしれません。でもそこが結構面白くって、私は好きです。その辺のお話は、大人向けかなーと思いました。

善とは、悪とは、というのもテーマの一つにあると思います。そういうところが、なおさら深いなー…と考えさせられます。

犯人、弁護士の橘境子だとてっきり思い込んでいたので、検事さんかーそっちかー!と驚きました。でもこの2人、羽場二三一と関わりがあるという点でつながっていました。

終盤、羽場さんを使って日下部さんを説得するシーンは、正直驚きました。そうきたか、と。最初はCGでも作ってだましたのか?とか思いましたが、実際公安にかくまわれて生きていたようで、少し安心しました。

家族より強い絆で結ばれている「協力者」、難しいけれど、関係の深さというのはなんとなくわかりました。回想での、羽場さんが死んだと聞かされた日下部さんの叫びが痛かったです。

安室さんやコナンくんだけでなく、このゲストキャラ3人にもそれぞれの正義があり、大切にしているものがあり、それを守るために行動しているというのが素敵で、深いなと思いました。

ゲスト声優のお2人も違和感なくて素敵でした!

 

最初、サミット会場についてのテレビ特集のシーンで、あーこれ最後には木っ端みじんなんだろうなぁ…とか思ってたらタイトル前に爆破してちょっと笑いました。

 

あと、普段強くて男勝りな蘭が、小五郎をずっと心配しているのがかわいかったです。英理さんといることも多かったですね。

 

終盤の派手なアクションはさすが映画コナンと言った感じでした。やっぱりドキドキしますし、醍醐味ですよね。好きです。後述します。

 

少年探偵団

今回、少年探偵団も大活躍だったなと思います!胸アツでした!本人たちは楽しく遊んでるだけだと思っているのでしょうが…

3人がドローンで遊んでいることが、最後の重要なシーンに繋がってちょっと感動しました。博士のクイズに正解したので(哀ちゃんヒントの助けもあり)、最後には3人ともモニター付きのコントローラーになっていたとこもよかったです。

少年探偵団が活躍する映画が最近はないように感じていたのでとてもうれしかったです。

もちろん哀ちゃんも!最初、コナンくんに頼まれて爆発物を探し、コナンくんが「爆弾じゃねーのかよ!」と言ったときに、「らしくないわよ」という反応としていたとこと、「人遣い荒いんだから…ッ」とパソコンに向かうシーンが好きです。

 

 

安室さんがとにかくかっこいい

語彙力失う系のおたくなのでこれしか言えなくてつらいんですが、安室さんがめちゃめちゃかっこよかったです。

前半の何考えてるんだかわからないところとか、雨に打たれているとこも素敵でした。

公衆電話から風見さんに電話してるところや、風見さんと橋の上で話しているときの安室さんはちょっと悲しそうにも見えました。

風見さんとのシーンと言えば、コナンくんが仕掛けた盗聴器を回収するときに「これでよく公安が務まるな」と厳しい口調で言っていたのも痺れました。カッコイイ……

終盤、コナンくんと合流してからの安室さんはサービスショット満載でした。ハンドルを握る手の色気とか!舌ぺろって出したりとか!あとカーアクションもすごかったですね…超次元。あのコナンくんでさえ「死ぬかと思った…」と漏らすくらいですから…。あの狂気じみた顔にもドキドキさせられました。

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そして、コナンくんからの「安室さんって、彼女とかいるの?」という質問。

これ、その前に安室さんが「蘭ねーちゃんのためかな?」とか「愛の力は偉大だな」とか言ってたのを受けて、安室さんは何のためにそんなになってまで頑張っているのか、というのを問うたのかな、と思いました。

その回答が「僕の恋人は、この国さ」…って!って!!

うっわーーーーなにそれかっこいい、やばい、かっこいい……って思いました。この台詞だけ聞いたらなんのこっちゃですが、これまでの安室さんの行動、言動を見てたらうなずけますね。あー日本人で良かった…(?)

僕の恋人は…と言いながらハンドルを握っていたので、「この車さ」とか言い出すのかと一瞬思ってしまいました。ごめん。

 

あとは最後、花火ボールを打ち込んだコナンくんを抱きかかえ(てたよね!?!?)、拳銃でガラスを撃ち、蹴破って着地したシーン。拳銃を構える姿も、コナンくんを守って(いるように私には見えた)着地したのも(しかもこのときに安室さんは肩怪我してる)、本当にかっこよかったです。花火ボールもここ数年大活躍ですね…

このあと、2人はお互い背を向けて歩き出すというのも、一時協力し合っても、決して仲間ではない、というような2人の関係性を表しているようで好きな演出でした。

 

原作からきちんと読み込んでいるわけではないので難しい考察はできないし単純な感想なのですが、安室さんのそのプライドの高さ、「国を守る」という正義が好きだなぁ…と思いました。

 

それと、終盤で黒田管理官が安室さんに電話越しに「抜かるなよ、バーボン」って言って(るように見え)ましたよね!?

ここから、もし黒田管理官が黒の組織のNO.2ラムで、安室さんのトリプルフェイスを把握しているとしたら、安室さんは二重スパイ的な……?とも思ったんですけど、今回の映画を見て、安室さんの「国を守る」という軸はブレないんだろうなとも思ったのでちょっとこのへんはよくわからないですね…今後に期待。

 

 

そのほか

今回もメインテーマとタイトルバックめっちゃかっこよかったです!!ここ数年毎回なんですが、タイトルとメインテーマが流れたところでちょっと泣きます。「俺は高校生探偵~…」のところも、かっこよかったですね。年々、必要最低限のことにまとまるようになってて良いなと思います。ここを今更だらだらやっても…ですしね。

 

主題歌と、EDバックの後日談映像も好きです。小五郎と英理はやっぱりなんだかんだ仲良しですね…!安室さんが差し入れ持ってきたところもかわいかったです。

主題歌は、映画を観終わって聞くと安室さんのキャラソンすぎる…!しんどい…!と思ったんですが、今回の映画に出てくるキャラクター全員に重なるというか、通じるなぁ…とも思います。反対方向に歩き出すコナンくんと安室さんをバックに「真実はいつも一つ…」と歌いだすのかっこよかったです!!「正義はそう 涙の数だけ」というのが物語を表現してるなと思いますし、なんだか切ないです。

 

個人的最大のツッコミポイント。

安室さんが運転する車の横を、コナンくんがスケボーで並走してたじゃないですか。いやそれ車乗せてもらわないの!?!?!?

スケボー強いですね…。

 

来年の予告…

「安室さんかっこいい…むり…」となっているところにこれはトドメの一撃でした!

来年は怪盗キッドですね!「業火の向日葵」以来になりますね。キッド出たのわりと最近じゃなかったっけ…?と思ったんですが、業火が2015年なんで4年ぶりですね。意外と経ってる…。

来年も楽しみです!!

あ、それと気になったのは「GW公開」と書かれていたところですね。来年からは少し公開時期がずれるのでしょうか……?

 

 

「ゼロの執行人」感想は以上です。

安室さんかっこよすぎたのでもう1回観に行こうかすごくすごく迷っています…

 

 

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映画『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』を観てきました!

待ってました!服部平次

 

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↑劇場にあったパネル

 

ということで、今年も公開初日に映画コナン観てきました。劇場はほぼ満員。普段ここまで混むことは少ないので毎年毎年圧巻です。私は席が取れるようになる2日前の00:00にド真ん中の席をバッチリ取りました。ガチ勢です。

去年の映画コナン感想にも書いたのですが、私は服部平次が好きです。コナンのキャラで誰が好き?と聞かれたら「平次」と答えます。なんで?と聞かれたら「迷宮の十字路を見てね」と言います。百人一首も好きですし、いちばん好きな歌は「しのぶれど」です。そういうわけなんで今年の映画コナンもめちゃくちゃ楽しみにしていました!

期待通り平次はめちゃめちゃかっこよかったし和葉はめちゃめちゃかわいかったです。推理と恋愛模様とアクションと、どれも十分に描かれてたなと思います!

 

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※ここからネタバレ感想

 

 

 

 

 

まず結論です。

平次と和葉の映画だと思って観に行ったら想像以上に平次とコナンの映画だった。

これです。だから悪かったというわけではもちろんないんですが、もっと平次と和葉の関係がいろいろあるかと思ったらむしろ平次とコナンだし、和葉と紅葉でした。でも最後はもちろん平次と和葉のやり取りも見れたので満足です♡

 

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今回も最初っからクライマックス。というか最初がクライマックス。正直ラストよりもこの最初のほうがラストっぽくって盛り上がってませんでした…?

和葉を連れて屋上まで上がって、「俺一人ならムリや…工藤…」とコナンが助けに来るのを待つ平次と、2人を助けるために隣のビルから飛んできたコナンの信頼関係たるや…。そしてスケボーがまた強い。

コナンが助けに来てサスペンダー使って降りようというときに、きゃいきゃい騒ぐ和葉がかわいかったです。その和葉を軽々担いで降りる平次はめちゃめちゃかっこよかったです!!

そのあと屋上に取り残されてピンチになったコナンが巨大アンテナをぐるぐるスケボーで回ってるシーンはちょっと笑いそうになってしまいました。シュール…。でもそのあと地面に落ちそうになったコナンを間一髪で受け止めた平次がまたかっこよかったです。本当に二人の信頼関係というか、協力関係はすごいですね。

この、爆発が起きて、ピンチになって、解決策考えて、どうにか脱出する、という流れ、今回はラストよりもこの最初のほうがよっぽどラストっぽくてドキドキしました。あとから気付いたんですけど、これコナンの見せ場をここで作って、ラストは平次に譲ったってことなのかと思います。

 

ではラストはというと。

事件の真相がわかったコナンと平次は、和葉、紅葉、そして今回の犯人である阿知波がいる皐月邸へと向かいます。バイクで。このバイクがコナンくんのスケボー並みにすごいです。事件の謎解きは二人がバイクに乗って走ってる間にほぼ終わってしまいます。時間たっぷり使って謎解きをして犯人を追いつめる展開に慣れてるからか少しあっさりしたように感じましたが、二人が一緒に答え合わせをするように話しているのは結構好きです。ここでその話をした分、阿知波を前にして皐月さんの話が印象的になったんじゃないかと思います。

バイクで飛んで、たどり着いたときにはもう皐月邸は燃え始めていて、阿知波を追いつめ、事件の真相がすべてわかったときには崩れ落ちる寸前です。このときもまた平次と和葉が取り残されるんですね。バイクで隣の崖に飛び移れば助かる、ということでまたバイクで飛びます。

このとき、平次が阿知波が手放した爆弾のスイッチを握っていたので、爆風で飛ばすつもりだ!と、わかりました。爆風を利用して飛ぶ…、どっかで見たことあるやつですね!!*1

予告にもあったシーンですが、平次が和葉に「手ぇ離したら…殺すで」って言うこのシーンが!この台詞が!好きです!!予告だけで見てもかっこいいですが、実際のシーンを見たらますますかっこよくってこれだから服部平次は好き!!と思いました。その平次を信じてぎゅっと平次に掴まる和葉も最高にかわいかったです。

 

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隣の崖に飛び移ったときに落ちかけた和葉の手をつかむんですが、これもデジャヴだなーと思いました。以前原作でも、崖から落ちかけた和葉の腕を掴んで助けたエピソードがありました*2。このときにも平次は「余計気合入ったわ…この女絶対に、絶対に死なせたらあかん、ってな」って言ってるし、今回の「和葉待っとれ、お前だけは死んでも守ったる」という台詞にも繋がるのかなと思います。だからこそ!またこのシーンでなにかあるかなと思ったらあっさり和葉を引き上げたのでそこはちょっとだけ残念でした。でもその最後のシーン、崖の上の池に2人きりの平次と和葉とその周りの景色が美しくって素敵でした。

そしてわかってはいたけれど2人の仲は進展せず…んんん…もどかしいですね…。個人的には新一と蘭より平次と和葉のほうがさっさとくっついてほしいのに、なかなか進まないこの感じが何とも言えません…。と、思ってたらED後に蘭が新一に「めぐりあひて」、新一は蘭に「せをはやみ」の歌を送りあっていて、なんだよこっちのほうがラブラブしてるじゃんか!と思いました。とりあえず平次はさっさと告っちゃいなさい…。和葉が「ところで平次、私に言わなあかんことってなんなん?」って聞いてくれたのに!和葉はあとで「しのぶれど」の歌を平次に送るって言ってましたが、平次は気づくんでしょうか……。

 

さて平次を未来の旦那さんと言っていた紅葉ちゃんですが、幼いころに平次が「今度会ったときは、(かるたを)つよめにとる」と言っていたのを「今度会ったときは、よめにとる」と聞き間違えたというオチでした。それでも平次をあきらめる気はなさそうなのでこれからも舞台が関西の時は出てきそうですね。紅葉ちゃんは最初のほうで和葉のことを「葉っぱちゃん」と呼んでいましたが、最後には「和葉ちゃん」と呼んでいたので、少し距離は近づいたのかなと思います。

ところで、幼いころとはいえほぼ素人でなおかつ女の子だから弱めに取っていた平次が紅葉ちゃんに勝ったって結構すごくないですか…?

 

今回は大筋の事件もすれ違いの連続が切なかったですね。劇場版コナンの事件の動機は、え?そんなことで?というものが多いですが、今回はそんなこともなかったです。初恋の人に認めてもらいたかっただけという名頃と、それを知らなかった皐月と阿知波。またこれを、紅葉ちゃんの台詞で真相を知る、というのもとてもよかったと思います。

 

和葉と平次母にかるたの設定を追加したのはなるほどと思いました(いままで出てきたことなかったですよね…?)。平次が和葉に「練習相手になったる」と言ったときに、素直になれない和葉が「いいから帰って」と拒否ったときには平次がちょっと切なそうな顔したのがかわいくって好きです。個人的には平次と和葉がかるたで対戦しているのも見て見たかったので、また別の機会に見れたら嬉しいなー!と思います。

 

あと、今回の哀ちゃんの使われ方!!コナンくん雑!!と思ってしまいましたが、「頼りにしてる」とか言われちゃったらねぇ……コナンくんも罪な奴ですわ……。そしてコナンくんへの返信タイトルが「おみやげ忘れないでね」なのもかわいい。ちゃんと哀ちゃんにお土産買っていくんだよ、コナンくん。でも相変わらず重要な役目を果たしていました。哀ちゃんかっこいい!!

 

さて本編には関係のないところも。

今回もタイトルバック、メインテーマがカッコイイ!毎年毎年かっこいいですが、今年のメインテーマは最初のギターがたまらんですね…劇場で見て鳥肌立ちましたし、泣きそうになりました。今までのと聞き比べても、今年のは特に好きです。

「俺は高校生探偵工藤新一以下略」も、去年のものをベースに和(百人一首?)のテイストが入っていて素敵でした。

 

エンディングは倉木麻衣。発表されたときは本当に嬉しかったです!迷宮の十字路の主題歌も素敵でしたし、京都舞台、平次メインならぜひ倉木麻衣がいいなと思っていました。今回も話に似合って素敵です。エンディング中、昨年のようにアニメーションが挟まるかと思ったら今年はなかったですね。ちょっと残念。

 

舞台が京都ということで、情景もとってもきれいです。紅葉ちゃんの大きな家や、ラストシーンにもなった皐月邸などに一緒に書かれている景色がとっても素敵でした。

 

今年のゲスト声優は、宮川大輔さん、吉岡里帆さん。二人とも結構ハマっていたんじゃないかなと思います。どのキャラをやっているのかという予習はしていかなかったのですが、すぐ見つけられました。

 

それと、劇中に出てくる歌の意味は、公式サイトに載っていました。 f:id:ak_lm08:20170416203936p:plain「しのぶれど」は和葉、「めぐりあひて」は蘭が劇中で選んでいた歌ですが、どちらも二人に合っているなと思います。和葉が「しのぶれど」を選んだ理由に、「平」が平次を連想するからというのもかわいいです。

 

そして、来年の予告は、カウントダウンが映ったのち、安室さんの声で「ゼロ」と。来年は公安とのお話ですかね!!ウイスキートリオの話とか出てくるのかな…と考えるとわくわくします。安室さんの警察学校時代の友人である松田刑事のことも出てきたら嬉しいです(純黒地上波でカットされてしまったのが悔しい)。来年も楽しみだ!!

 

 

こんなところで感想おしまい。ありがとうございました!

 

 

過去の感想↓ 

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映画「溺れるナイフ」を観ました

久しぶりのブログ更新です。書きたいことはやまほどあった!!でもツイートすら増えないほど忙しい日々を送っていたんだ!!

 

そんな中、映画「溺れるナイフ」を公開初日に観て来ましたので感想です。だらだらしてたら投稿するのが遅くなってしまいました。

 

gaga.ne.jp

 

原作は映画を観てから、3巻までRenta!で読みました。とりあえず情報解禁されたころは「しげ出るの?じゃぁ見るわ」と思ってましたが、公開が近づいて本予告を見た時には「普通に面白そうてか菅田将暉やべぇ」という風に変わってました。

私は少女漫画って感じの恋愛話があまり好きではないというか得意ではないんですが、この「溺れるナイフ」は予告で感じたほどキラキラ青春恋愛ものではないなと思いました。もっと生々しくて、苦しかったです。焦がれるような熱と、交差する感情、それになにより映像の美しさに感動しました。

 

菅田将暉小松菜奈ちゃんが好きなら観に行って損はないですし、家のテレビで見るより、映画館のスクリーンで見ることをおすすめしたいです!

 

 

※以下演出等のネタバレあり

 

もうとにかく美しくて苦しくて、ぼろぼろ涙出てきました。うまく名前のつけられないこの苦しさがとてもよかったです。どこを切り取っても映像が綺麗、撮り方が美しい。それにすっごくエモーショナル。映像であらわされる心理描写が素敵です。監督が撮りたかった「女の子」がなんとなくわかった気がしたし、この人の作品をこれから追いたいなぁと思いました。

2人で海に落ちるシーンはとびきり美しかったですね。出会ってすぐのも、港で再会したときのも。見てるこっちも溺れるような苦しさを感じました。

 

 

 

 

 

夏芽がどうやってコウに惹かれていったのか…という描写はあまりなく、いつの間にか付き合っていたり、途中途中場面が飛んでいるのは気になりましたが、まぁそういうものなのだと思いました。

 

以下印象的なシーンです。

予告だかWSだかでも公開されてた、夏芽が飲みこぼしたジュースをコウが舐めとってからキスするシーン、めっっっちゃよかったですね、めっちゃよかったです、好きです。語彙力なくて申し訳ないんですけどどちゃくそにえろいです。好きです。またここのシーンの流れが全部丸ごと好きです。

 

 

事件の後、2人が離れてしまったのは、お互い全能ではないとわかったからで。夏芽を助けることができなかったコウの表情と、夏芽の「なんでやっつけてくれなかったの」という台詞が印象的です。

本当はお互いずっと輝いていてほしかったのだと思います。夏芽にとってコウは「神さん」で、コウもそうありたかった。

 

山の中での再会も切なかったなぁと思います。

ちなみに私ここのシーンめちゃくちゃ泣いたんですよ、なんでって言われたらわからないんですけど。夏芽とコウの「怖い?」「怖くないよ」ってやりとりも好きです。事後に「誇り高くおりたかった」って声を震わせながら言って、夏芽がいなくなってから声を上げて泣くコウ見たらぼろぼろ涙出てきました。

 

それでも別れてからも夏芽はいつもコウを追っているわけで。どこにいっても「コウちゃんはもっとすごいんだよ」って、そう言いながら、ずっと本当は追いつきたいと思っていて、追いつけないとも思っているのだと思います。

ラストシーン、「わたしの、神さん」と夏芽の台詞で終わるのがすごく印象的で素敵でした。白いタキシード姿のコウと白いワンピース姿の夏芽がとにかく美しくってそれだけでぐっときたのに、その一連の夏芽とコウの台詞でぼろぼろ涙出てきました。この台詞が、とかここで感動して、みたいなものはたぶんないし覚えてもないけど、このラストシーンは苦しくて美しくて切なかったです。すごく幸せにあふれたシーンだけれど、もう叶わない、そんなところが切なくって好きです。

 

 

それと、しげおかくん演じる大友くんはめっちゃしげおかくんだと思いました。バッティングのとことか、「うぉぉめっちゃしげ…」って思いました。眉毛のくだりなんてなんてしげおかくん…(笑)

「友達でいい」って言ってるのもなかなかに切ない…と思いましたがそれならキスするのはダメでしょううう……。

「俺じゃダメなんか?」って押し倒すシーンは、予告公開の時点でWEST担界隈では話題になってましたね。ここのシーンで大友くんが夏芽に「笑ってよ」って言いますが、これ事件の犯人と同じセリフなんですよね。ここ被せたのなんでだろう…って思いました。

 

 

本当は2回目を観に行きたかったのですが、時間とお金がないので諦めることにしました。悔しい。(正直デスノート観に行かないで溺れるナイフ2回目いけばよかったと思った)

 

以上です。

映画感想も現場記録もかけてないので年内のうちにもうちょっと更新できたらいいなぁ…

映画『目指せ♪ドリームステージ!』の雑感

とっても今更な感想文なんですけど、公開初日と、21日に観ました。とっくに2回行ってます。でも2回しか行ってません。もっというと、公開初日初回の横浜ブルクでの舞台挨拶付き上映に行ってました。実はコナンより先に観てた、っていうね。なんで感想書くの遅くなったかって言ったら、そう、コナンがあったからです。

 

本当に今更でざっくりしてるんですが印象的なところを書き残しておこうと思います。ぐいぐいよしこーいっ

 

jj3dream.jp

 

 

※以下ほんのりネタバレ

 

ところどころにちりばめられた小ネタ(真っ先にガラスタッパーは見つけて笑った)とか、本人たちと重ねられたキャラクターたちだとか、文ちゃんと大ちゅんの芝居の安定感だとか、いっぱいいろいろ思ったことはあるんですけど、いちばんに感じたのは、「味方になって支えてくれる大人の存在の大切さ」 です。小姓ズの5周年ライブの後の、スタジオのスタッフさん、地域の人たち、とび職人の親父さんや強火次郎担のあかりさん、それに橋口マネージャー。ここはやっぱりぐっときましたし、実際に演じてる彼らもアイドルですから、そうやって支えられているんだなぁと改めて思いました。

強火次郎担のあかりさんは、ドリステを観た関西担から大人気でしたね!!次郎のブロマイドが売切れた時、そのラスト1枚を買った女の子に「あなた趣味がいいわねっ!」と言ったところでは思わず拍手しそうになりました。あとはやっぱり「小姓ズ再結成署名受付中」の張り紙を張った例のシーン。個人的な見返りも求めず、ただただ「応援」しているあかりさんすごいですよねぇ。ここのシーンは普通に泣きました。

 

見所の一つである「とりあえずなミュージカル」。最初に観た時は「!?…?????」といった感じのまま終わってしまったんですが、2回目に観た時は赤名くん演じる朝比奈の「踊り場で!踊らな~い!」に爆笑しました。というか全体的に朝比奈のネタにツボです。(まろん~とかも)2回目観終わってから脳内リピが止まらなかったので早急にもう一度見たいです。あと、康二くん演じる翔吉がツッコミ役だったのにはなんだか違和感でした!いっつもいっつもボケてるからですかね。

 

あとやっぱり好きなのはラストの復活ライブ~エンディングです。ここだけでも毎日見たいです。

1回目はそんなことなかったのに、2回目に見た時は復活ライブ直前、裏で話す彼らのシーンでぼろぼろ泣けてきました。で、復活ライブ自体は1回目も2回目も翔吉ばかり見て、あぁぁ大好きな康二くんのダンス…ッと思いながらまた泣きました。パキパキ踊る康二くんのダンスが最高にかっこよかったです。他のメンバーは円盤が出た時に見ます。

 

エンディングの感想は、「大好きな松竹座!!!!!!!!!冬松竹2015のステージ!!!!!!」

ここだけでも見る価値あると思います。こんな近くで松竹座のステージが見れるなんて!!!!!!…という感動です(錯覚)。翔吉たちの友人も踊ってるしマネージャーも踊ってるしどういうこと?なんて質問は愚問です。でも、最後「小姓ズでした!」とキメるところは橋口マネージャーは他のメンバーの陰になって見えなくなってるんですよね。ここも円盤出たらひたすら見たいと思います。あ、そもそもこの物語のエンディングに「Dream Catcher」という関西ジュニアのオリジナル曲が流れるというのが最高すぎます。

あとエンディングで気になったのは、一瞬、大晴のソロカットが映るじゃないですか。映るんですよ。最初観た時は「お?今映ったよな?見間違えか??」と思ったんですが2回目観てもちゃんと映ってました。めっちゃかわいくて印象的です。でもそれ以外でメイン以外でソロカットがあった子はいなかったと思うので不思議に思ったりもしました。

 

 

最後に、初日初回の舞台挨拶の感想を。

あいかわらず私の名義は全滅だったんですが、高校時代の後輩が当ててくれまして、地元横浜の舞台挨拶に行けました。(感謝!)

舞台挨拶に参加するのがはじめてで、どんな感じなのかワクワクしてたんですが、すぐ目の前に関西ジュニアのみなさんがいることにただただ感動で泣きそうでした。康二くんが、顔ちっちゃくて足長くて手が綺麗でちょっと緊張しててかわいかったです♡ 

そんな康二くんが好き!

舞台挨拶自体は15分程度だったんですが、とても楽しかったです。本当に行けてよかった。

いちばん印象的なのは龍太くんのこの発言「東京にあるんですか、神奈川は!」んなわけない。

 

 

というわけで、印象的なところをつまんだドリステ感想でした。

もうだいぶ記憶飛んでるので円盤出てから気が向いたらまた感想書きます…。 

 

書くタイミング逃してたけど、「小姓界のまごころプリンス」っていう翔吉の二つ名(?)が結構気に入ってます。翔吉担なら絶対bioに書きたくなるよね。

 

 

おまけ

 

映画『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』を観ました!

劇場版名探偵コナン第20作目公開おめでとうございます~~~!!

 

 

バッチリ公開初日に観て来ました。

 

今年は予告からストーリーが予想しにくくて、情報量が少ないな、と思ってたのでだいぶ期待してました。「漆黒の追跡者」のとき*1のようにはなってほしくない!もうそれだけ!不安要素そこだけ!って感じだったんですけど、それも大丈夫でした。

めっちゃ楽しかったです!!とくに赤井秀一と安室透のファンにはたまらないかと。

全体としては、無駄な話がなくって最初から最後まで黒の組織との話ってことがブレなくてよかったと思います。少年探偵団が水族館で楽しそうにしてる場面でさえも、最終的に意味のある場面になります。そして、黒の組織と、コナン、赤井秀一、安室透の対決、本当に見ごたえありました!

いろいろと予習復習したほうがよさそうとは思いましたが、謎の女をめぐる話は初見でも楽しめそうです。でも私も黒の組織関連の事件だけ全部見返したい……。

そうそう、私はコナンをいまはほぼアニメで追ってます。コミックは友達に借りたり病院で読んだり…だけど最近はリアルタイムではほぼ読めてません。

 

(ここから追記)

予習復習には、ブラックインパクト、赤と黒のクラッシュ、緋色シリーズなどなど、黒の組織やFBIが絡んだ話を見返すのがもちろんいいと思いますが、もし一つだけ!というなら、赤井秀一初登場回でもある、 謎めいた乗客 がおすすめです!

(追記ここまで)

 

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入場者プレゼントはこんな感じ。

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なに見ようかな~……。 

 

あと、東宝シネマズのシネマイクポップコーンとコラボした“黒ゴマ黒蜜味”のポップコーンも買いました。キャラメルポップコーンがベースだったんですが、途中であきてしまいました。(やっぱりバター醤油味が最強だッ)

 

 

 

※以下ネタバレ。まだ見ていない方はバック推奨。

 

 

  

 

 

 

 

 

まぁネタバレしないで感想語るのは無理ということで。まだ観てない方はバックしてくださいねーーーー!!ネタバレ見ないほうが楽しいよーーーーーー!!

 

 

 

 

 

今回、事件が起きてるわけじゃないから(最初と最後に大事故起きてるけど)コナンくんも推理してなくって、ミステリーというよりはアクション映画でした。というわけで蝶ネクタイ型変声機も蘭からの電話に新一として出るときしか使ってない!小五郎のおっちゃんとかなんもしてません。

 

最後のヘリからの乱れ撃ちとか、黒の組織側だった人間が最終的にコナンたちをかばって死ぬ、みたいなところは「漆黒の追跡者」と似ていたので、「漆黒の追跡者」のときもっと頑張ればこれくらいできたのでは…?とは思いました。*2

それと、今年のゲスト声優、天海祐希さん、かなり良かったと思います。毎年不安になるポイントだったので安心しました。

 

タイトルバックと、「俺は高校生探偵工藤新一以下略」。タイトルバックは安定のかっこよさでしたがちゃんと覚えてません。「俺は高校生探偵以下略」は、例年よりもアレンジが加えられてて、おしゃれになったと思いました。去年同様無駄な説明はなく最低限といった感じで長くなかったのも良かったです。もう20作目だしね!!

 

 

さて印象的な場面を。

 

話はオッドアイの女=キュラソーが警察からノックリストを奪っている場面からスタート。

そこからのカーチェイス、映画コナンって感じで楽しかったです。やっぱこれくらいじゃなくっちゃ。でも、関係ない人死んでない???ここだけ心配です。

それと最後の観覧車破壊のあたりも。銃撃と爆破でガラガラと崩れてゆく。毎度毎度ものすごい破壊の仕方するけど、あれが映画コナンの醍醐味だと思ってます。細かいことは気にするな、です。

最後ヘリに赤井が弾丸打ち込むとき、ジンからスコープで見られてたみたいだけど、これ大丈夫なんですかね。赤井が生きてることがバレたらキールもろともアウトですよ。

で、さらに家に帰ってきてから気付いたんですけど、そもそも最初の最初に赤井秀一の姿でキュラソーにライフル向けてる時点でアウトじゃないですかね。結果的にキュラソー死んじゃってるんでそれは大丈夫なんでしょうけど。

熱感知?で観覧車に誰がいるかジンたちは見てたんでしたっけ…?このとき、その崩れ落ちる観覧車の中にいたのが全員“そこにいるはずのない人間”だったのはおもしろかったと思うし、スリルありました。

 

後半の、赤井と安室の対峙はめっちゃかっこよかったです。二人とも観覧車の上で殴り合ってよく死なない…。この時の安室さんがシャツ一枚ところも地味に好きなポイント。結局この2人の過去になにがあったのかはわからなかったですが、赤井も組織に潜入してた時期があるし、そのときのことなのかなーと思ったり。(追記:本誌見ましたぁぁぁぁぁっ)

でも最終的には2人とコナン、3人とも協力していたのは最高に胸アツでした。安室が赤井に対して、「そのライフルは飾りですか!」って言ってたところが好きです。

3人ともいつ死んでもおかしくなかっただろうに、大きな怪我もせずに、しかもアクロバティックに、そしてそれぞれの強みを活かして、黒の組織に対抗していたのかっこよかったです。ほんっとこの人たちは不死身なんじゃないかと思いました。よほどのことないと死なないぞ…(もはやよほどのことってなんなんだ)

赤井もバーボン(=安室)とキールのピンチを救ってくれましたし。まぁあの場面を救ってくれるのは赤井さんしかいないと思っていたよ!そういえば、キールってここの場面しか出てませんね。二人ともひとまずセーフってことなんでしょうけど、“ジンが気にしていた”(byキュラソーからのメール)ってことはまた危ない場面はありそうだなーと思います。

 

あと、もうコナンにとって「赤井さん」も「安室さん」も同じくらい大切な協力してくれる頼れる大人、なんだなということも感じられました。「きっとあそこには赤井さんがいるはず…!」とか言ってたり、安室さんと連絡がしたくてポアロに電話してたり、その“仲間意識”、とっても好きです。でも二人はコナンの正体知らないんですよね…?うーん。

 

過去の話と言えば、松田刑事!!!!!!!!!こんなところで出てくるとは。びっくりしました。松田刑事といえば、爆弾物処理班からの捜査一課に配属された刑事で、自分の身を犠牲にして街を守り殉職したカッコイイ人です。

安室は自分の先輩…って言ってましたっけ。うろ覚えなんですけど、「松田」って呼んでたから友人…?安室と松田刑事につながりがあったってことは、今後安室と佐藤刑事が深く関わる事件がきっと起きるぞ…!期待。

余談なんですけど、わたしこの佐藤刑事と松田刑事の話が出てくる、36巻の東都タワー爆破未遂事件*3が大好きなんです。コナンの事件の中でいちばん好きってくらい。なので、松田刑事が安室と関わりがあったと知ってとってもテンション上がりました。

 

 

さて、今回の話の中心となったオッドアイの女、キュラソー

スパイの情報を盗ろうとし、赤井と安室とカーチェイスを繰り広げたキュラソーはすごく冷酷でさすが黒の組織の一員、といった感じだったのに、ちょっと子供たちと関わるだけでこんなに変わるんだなぁと思いました。ジンは「ガキもろとも殺せ」とか言っちゃう人だし、今回の映画でも「疑わしきは罰する、それが俺の流儀だ」とか言ってたりしてるけど、組織の人たちみんながみんなそんなんじゃないんだなぁ…と、改めて。

そして少年探偵団と一緒に水族館で行動してたこともこうやってつながったのがとてもきれいだなぁと思います。

ベルモットからの電話で“阿笠博士がラムになりすまして送った”メールについて問われたときに、ベルモットに嘘をついてそのメールの内容は間違いないと言ったときはグッとテンションあがりました。このときもキュラソーは自分のスマホがコナンの手元にあることを思い出したんですもんね。でも危うかった。

 

そのあとキュラソーに、灰原がシェリーだってことが秒でバレたのにはドキっとしました。すぐバレましたねッ。でもここで灰原を助けて、一緒に走ったのには感動しましたしかなり高まるところです。(でも正直ここで、この人この映画で死んじゃうのかぁ…と悟った)

最後、キュラソーが自分の身を犠牲にして転がる観覧車をクレーンで止めようとしたとき、歩美、光彦、元太と合流して観覧車の中にいた灰原とだけ目が合う、あのカットはもーうグッと来ましたよ。なかなか切ないです。

 

ここのラストスパートのところで、コナンと赤井と安室、キュラソーと灰原、別の場所でそれぞれ熱い展開なのが好きです。

 

それと、キュラソーの能力というのは瞬間記憶能力、ですね。ノックリストを一目見て自分の脳内で組織のメンバーと照らし合わせて判断していたり、少年探偵団とオセロをしていた時、一度盤が崩れてしまったのにそれを完璧に戻す、といったシーンから察するに。その瞬間記憶能力をラムにかわれてラムの下につくことになった、ということですよね。

5色のセロファン記憶媒体で、それによってインプットもアウトプットも行っている…という認識で私はいるんですけどどうなんでしょう。一晩経ったら忘れてしまった…。ここらへんはきちんと説明されたようなされてないような気がしてうろ覚えなんで誰かにお任せします…解説プリーズ…。

 

キュラソーの話はここらへんにして、灰原哀ちゃんの話がしたい!彼女は年々ヒロインっぽくなっていきますね。今年は蘭があまり出てないし、灰原はずっとコナンの隣にいたし…、ヒロインです!!

 

予告でも印象的な、「行かないで」と言ってコナンを止める場面。これめちゃめちゃ良かったですね。好きです。黒の組織をつぶせる糸口が掴めるかもしれないのにここでコナンを止めたのは、やっぱりコナンには死んでほしくないし、“今”を守りたかったのかなーと思います。んーーーーカワイイ。コナンくん大好きな灰原哀ちゃんかわいい。それでもコナンを追いかけて水族館に行ったのはびっくりしましたし、彼女も一緒に戦う覚悟をしたのかな…?

ちょうど公開前日にテレビで業火の向日葵を見たばっかだったので、ウメノさん*4に「見つめているだけではいつかきっと後悔する…」って言われてたのも思い出しました。それゆえの「行かないで」って言葉だったり、コナンを追いかけて東都水族館に行ったってことだったらなんだか素敵じゃないですかね。と、思ったりもします。

で、ここでコナンは「逃げたくねぇんだ、自分の運命から」と答えます。ちゃんと覚えているわけじゃないんですけど、このときコナンは「前に言ったけど…」みたいなこと言ってたじゃないですか。それでこれ調べたんですけど、原作でいうと29巻、アニメでいうと231話の事件*5のときに、コナンが灰原に対して「逃げるなよ灰原。自分の運命から逃げるんじゃねーぞ」って言ってるんですね。これのことかと。

予告見た時には、灰原の「時の流れに人は逆らえないもの…それを無理やりねじ曲げようとすると…人は罰を受ける…」って台詞を思い出しました。(原作20巻だそうです*6

 

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エンディングもやっぱりかっこよかったです。B'zでよかったなーと思います。エンディングの映像で例年と違ったのは、いつもの実写映像のあとに、事件後の様子が描かれていたこと。もちろん声はついてないですけど、少年探偵団が蘭たちと合流してたり、公安の刑事さんと目暮警部が握手してたり、赤井と安室がすれ違う様子…など。

それまでの荒れまくっていた様子とは打って変わって、余韻を残しつつ落ち着けられるのが良かったと思います。

 

エンディング後、事件のことを報道している番組を見ながらキュラソーのことを考えてしんみりしてるコナンと灰原の姿も好きですし、ちゃんとここまで余韻が残ります。そしてやっぱり灰原哀ちゃんがとてもヒロイン!

 

 

最後に、来年の予告の話を!はい、みなさんご一緒に。

 

\ヨッ!服部平次!待ってました!!/

 

平次「しのぶれど…っちゅうわけか」

 

来年はほんとに平次と和葉のラブコメですかね!平次大好きな身としてはとってもとっても楽しみです。

予告で平次が言ってた「しのぶれど」は百人一首の中にも入ってる和歌のことですね?

「しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで」意味は、「隠れて恋をしてたのに、顔に出てしまっていたなぁ、「あなたはもの想いをしているのですか」と問われるほどに」といったところでしょうか。こないだ実写ちはやふるの感想書いたときにも書いたんですけど私この和歌大好きなんです。

平次出るのもうれしいし和葉とのいろいろがないわけないし、来年も楽しみですね。

 

 

以上です!ありがとうございました!

 

映画コナン20周年おめでとう!大好きだ!! 

 

 

 

 

昨年の感想↓

limebeat.hatenablog.com 

 

※追記

最新作感想↓

limebeat.hatenablog.com

 

*1:盛大な予告詐欺

*2:「漆黒の追跡者」は内容が嫌いとかじゃなくってむしろ好きなんですけど、大して黒の組織と絡まず、盛大な予告詐欺だったって点がいまだに忘れられない。

*3:揺れる警視庁 1200万人の人質

*4:業火の向日葵の登場人物

*5:謎めいた乗客

*6:競技場無差別脅迫事件

映画『ちはやふる -上の句-』を観ました

ようやく観て来ました。ので、実写ちはやふるの感想です。本当は公開してすぐ見に行きたかったんですけどどうにも時間がなくって、遅くなってしまいました。

 

原作は高校時代友人に借りて途中まで読んでて(でもあんまり覚えていない)、アニメは全部見ました。百人一首は中学の国語の授業でやったことがある程度ですが、当時の学年の中では強いほうでしたし好きでした。ちなみに好きな歌は「しのぶれど」と「こいすてふ」。

 

chihayafuru-movie.com

 

さて、ざっくりですが感想いきます。

 

まずキャストの件ですが、最初発表されたときやっぱり違和感はありました。原作ファンの友達とよく言ってたのは、「広瀬すずちゃんはかわいいじゃん?千早は綺麗なんだよ!」ってこと。あと私はアニメの印象も強かったので、上映開始して少しは声の違いに違和感を感じました。でも、それも含めわりとすぐに慣れました。観終わってみれば特に文句はなく、これはこれで良かったと思います。

あ、千早ちゃんの「かるたバカ」な感じ、結構似合っててよかったです。

 

前後編に分かれて入るけど、前編である「上の句」だけでも完結してました。全体的には、青春!って感じで、私はなかなか好きです。あと、結構泣きました。終始うるうるくる、って感じ。私が涙腺弱いうえにちょっと疲れてたからだとも思うんですけどね!!ちゃんと恋愛の話が強すぎないところも良かったです。これで実写にして恋愛映画!みたいになってたら超叩かれてたと思います。私も千早、太一、新の絶妙な関係が好きですし。

これを受けて「下の句」がどう展開するのか楽しみです。

あと、試合のシーン!迫力ありました。無音になる瞬間が絶妙でドキドキしました。アニメ見てたのでイメージはできてたんですが、競技かるたを全く知らない人もこんな感じなのか~って思えると思います。まぁ私も実際の試合を見たことはないんですけどね。

 

それとネタバレの話をする前にもう一つだけ。

ヒョロくんが想像以上にヒョロくん!!!!!

 

 

※以下ネタバレありです。

 

 

 

あのですね、雪合戦のシーンでさっそく泣けました。開始10分くらいの、小学生の頃の回想の雪合戦のシーン。新の「ありがとな、一緒にかるたしてくれて」っていう台詞のあたりとかぐっときました。原作を知ってるからなおさらなんですかね。

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小学生のシーンは結構バッサリ切ってあって、それぞれの回想で登場する…ってぐらいです。でも3人でチーム組んで試合に出たこととか、太一が新のメガネを盗った件とか、そこはきちんとわかるように描写されてて、よかったです。でもなんで太一が原田先生に「まつげくん」と呼ばれてるかの説明はなかったですよね…?

 

印象的なシーンは、大会前夜に太一が原田先生と話すシーン。かるたも、千早ちゃんのことも、青春全部かけても新には勝てない、と言った太一に対して原田先生が、

「青春全部かけてもかなわない?まつげくん、かけてから言いなさい。」

 

原田先生カッコイイ!!予告にもあるシーンですが、その予告でも印象的ですよね。

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あとは、机くんが意外とお気に入りです。原作とは少し変えられてましたけど、終盤のキーマンともいえましたし。

肉まんくんが机くんを捨て駒であるかのような言い方をしているときに太一がめちゃめちゃ気にしてる様子の描写が好きです。そこから机くんがまた持ちなおすくだりも、素直にぐっときました。ちはやちゃんがはじいた札が机くんに当たる、あの画が綺麗だな~と思いました。下の句で机くんが活躍してるシーンがあることに期待!

このシーンもなんですがほかにも、前半のシーンが伏線となってて後半に回収されてることが多かった気がします。須藤にリベンジできたのとか見てて本当に気持ちよかったです。

 

上の句だけでもまとまってるとはいえ、上の句は下の句の前提となる話というか、この上の句を受けて下の句がどんな話になっているのか楽しみです。

新が一度かるた辞めるタイミングが原作より遅くなってるのはポイントの一つじゃないかなーと思います。

 

 

短いですが上の句の感想こんな感じで。

また原作読みたくなりましたし、百人一首もやりたくなりました!下の句も見てまた感想書けたらいいな!

映画『ピンクとグレー』観て来ました

『ピンクとグレー』初日に観てきたので感想、考察です。

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原作は未読。

予告を見た段階でおもしろそう!とは思っていたけど、思っていた以上におもしろかった。ほんとに、観終わって素直におもしろかった!って思った。ここ最近見た映画の中ではいちばん好きかもしれない。エンドロール中に物語に浸れる感覚もまたよかった。私は、原作を知らない状態で映像作品として楽しめてよかったと思う。きっと、原作を知ってたら比較しちゃうだろうし。*1もちろん、原作を知っていたらそれなりの楽しみ方ができただろうけど。

 

「開始62分の衝撃」には見事にやられた。ただ、その意味がわからなかったら本当にわけわかんないと思うし、不完全燃焼で終わってしまうと思う。私もすぐにはわからなかったし、終わってから周りの女の子が全く把握してなくて友達に解説してもらってるのも見た。すべてわかったうえでもう一回見たいと思ったし、小説ではどう描かれているのかすごく気になるので、原作も読みたい。

中島裕翔も菅田将暉も、2時間の中でいろんな演技をしていて、ファンの人は絶対楽しめると思う。とくに中島裕翔の印象は私の中ですごく変わったなーと思う。俳優なんだなーと感じた。やっぱりアイドルの印象が強かったから、なおさら。こう、普段とは違うグッと惹きつけられる演技を魅せられてハッとする感覚も好き。自担のそんな姿を見るのって嬉しいことだと思うからうらやましいな!

劇場で見るのをおすすめしたいです!!

 

ネタバレにならない感想というと、中島裕翔が歌うシーンで泣きそうになってしまった。こんなきれいな歌い方するんだ…と惚れ惚れしてしまった。

あ、あと話題になってたラブシーン?私は特に良いとも悪いとも思わず…(笑)原作がどうだかは知らないし、なくても問題はなかったと思うけど、あのシーンの彼を印象付けるには良かったと思うかな。

 

ほんとになにか言うとネタバレになりそうで怖い。原作読んでない人でこれから観に行く人はネタバレを踏まずに観に行ってもらいたい。

 

pinktogray.com

 

 

と、言うわけで、以下ネタバレ。しばらく畳んでおきます。

 

 

*1:どんな作品であれ、結局は「原作」が至高だと思う

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